「ラフ・ナイト」クィア要素ありの先の読めないガールズコメディ
映画ラフ・ナイト(ROUGH NIGHT)観ました。
ひとまずトレーラーを。
Rough Night Trailer - OPENING June 16
あらすじ
結婚を控えた政治家のジェスはカレッジ時代の友人3人とマイアミで週末の独身お別れパーティへ。ハードなナイトパーティはビーチハウスで男性ストリッパーをあやまって殺してしまった事により、一転。
必死に隠蔽するのに事態はどんどんカオスに笑。
まさに「ラフ」な一夜が始まります。
女性受けするキャスト
・スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson) :主人公 ジェス
まさかスカヨハを主人公にこういうR指定ガールズ映画やるなんて。
なんて思っていましたが、最後の15分で彼女のアクションが炸裂(笑。
やっぱり強いルーシーもとい草薙少佐。。。
スカヨハはかっこよかったです。それに多分他のコメディ女優でやらせたら、数少ないシリアスなシーンもお笑いになってしまいそうなので、これくらい真面目なタイプの方がよかったのかも。
・ジリアン・ベル(Jillian Bell):友人1 アリス
キャッチコピー「LETHALLY HORNY」笑
終始過激な発言と行動が目立つ、ストリッパー殺害の張本人。
面白い。そしてでかい。
・ゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz):友人2 ブレア
マッドマックスでの可愛らしさが記憶に新しい。
一番まとも。超綺麗。苦労人。
夫と離婚でフランキーとよりを戻す・・・?
・イラナ・グレイザー(Ilana Glazer):友人3 フランキー
「Broad City」のイラナ。フレンドリー。自称activist。
学生時代ブレアと付き合っていた。
ブレアとのやりとりが可愛くて悶えました。
・ケイト・マッキノン(Kate McKinnon):ジェスの友人 ピッパー
ジェスのオーストラリアに住んでた時の友人。
作中ずっとパシリ。
ジェスとの友情を巡ってアリスと対立。
なにやらせてもコントみたいなオチが待ってて、もうなんかケイト・マッキノンのコメディショー観てるみたいでした。
一人だけ異次元。
・デミ・ムーア(Demi Moore):隣人
性に奔放な隣人。
人妻ながら夫とブレアを誘惑。。。
こんな役やるなんて、、、デミ・ムーア大好きよ。
ずっと笑える&先の読めない展開
かなりよくできた爆笑映画でした。
最初はブライズ・メイド(Bridesmaids)のようなものかと思ってましたけど、全然違いました。
あれは結局クリステン・ウィグにフォーカスした映画って感じでしたけど、これは友人達のキャラが立っていて、どのシーンも笑えます。
うまく各キャラクターの特徴を活かしてストーリーを進める構成とサスペンス要素が加わって、飽きのこないコメディに仕上がっていました。
ブライズ・メイドというより女版ハング・オーバーって感じでしたね。
これがよくあるガールズコメディで終わらなかったのはやっぱりサスペンス要素があったからだと思います。
ハラハラする展開に、どうやって隠蔽しようかみんなで画策するがどれもこれもとんでもないアイデアで、どのシーンも絶妙にシュールな画になってました。
クィア要素多い
今思えばかなりクィア要素の入った作品でした。
まあもうキャストがそんな感じだから、なんかあるな、とは思ってましたけど。
・友情が強すぎてなんかfemslashでも起きそうな雰囲気。
・メインキャラが付き合ってる。
・クィアなキャラが多い。
・ヘテロがゲイに誘われる。
クィアなキャラクターが、一定のシーンちゃんと出ててハッピーエンドなんてだいぶ珍しいという声もあります。
確かに。
さいごに
R指定なので過激には変わりませんが、うまくシュールなコメディとして昇華されているので下品すぎない表現にはなっていました。
写り映えするようなメンツでないにしろ、親近感が湧いてくる(笑
散りばめられたギャグが相当多いのと、構成上、あの時どうだったっけ?とういうように、何度か観直したくなる映画です。
作中、friendipedeという映画 ムカデ人間(Human Centipede)からもじった、友達で集まってムカデ人間のようにポーズをとって写真をとるシーンがあるのですが、早速instagramにもハッシュタグができてましたね。
楽しそう!